怪我の功名と言っていいの?

仕事でトラブルがあり上役が飲んでる最中に戻ってくる。
半分酔っ払った状態で状況を聞いてる。
その後こっちの仕事が終わるまで待っててくれて、一緒に帰ることに。
悲劇はそこで起きた。


外に出るとかなり雨が土砂降り。
タクシーに乗っけてってやるよ、とありがたいお言葉をいただく。
いざ乗ろうと傘を畳もうとしてカバンを地面に落としてしまった。
大丈夫か?と言われて、大丈夫じゃないですとは言えず、大したこと無いです、と。


実際自分でも大したこと無いと思ってた。
ところが電車に乗っていると傘ではないところから水がポタポタと落ちている。
カバンそんなに濡れてるのかな?ってくらいの認識で乗り換えの為に下車。


エスカレータに乗り、カバンの中を確認すると水が・・・。
他人が見たら「お前カバンの中でザリガニでも飼ってるの?」と
言われても反論できないほどの水がカバンの中に入ってる。


どこかで逆さにして水を出そうかとも考えたけど、他人の目を気にしてできなかった。
苦肉の策でハンカチを中に入れて水分吸収作戦を決行する。
このときはまだこれでなんとかなるだろうと思ってた・・・。


乗り換えて電車内を見渡すと空席がある。
ゆっくり座って帰るかぁ、と座ったところでカバンの水のことを考える。
かといって座ってから立つのも不自然かな・・・と思い座ったままを選択する。


発車までの数分でももの上に乗せたカバンから水が足に伝わってくるのが分かる。
まぁハンカチも入れてるし大丈夫だろう、と高をくくってた。
発車して数駅通過した時点でかなり滴ってる。


まずももが濡れ、そこからももの裏側に落ち、傾斜により臀部の方とひざのほうに伝わっていく。
立ち上がったときに後ろから見たら、もらしたようにしか見えないだろうなぁ、と想像する。
電車なんて一時だし、どう見られようが構わない!と意を決する。


結局目的の駅に到着する30分は拷問のように水は足を滴り続けた。
家に帰ってからカバンの中を確認すると、財布と携帯が・・・。
携帯は電源を押しても反応なし、財布は度座衛門のように膨れ上がっていた。


財布は乾かせば多分大丈夫だと思うけど、携帯はどうだろう・・・。
もう5年くらい使ってるし買い換えるには丁度いいきっかけなのかなぁ。



もし買ったばかりのipodが入ってたら立ち直れなかったかもしれない。
明日はipodと携帯を見に行くかなー。